ふと財布に入っている健康保険証を見たとき、「これ、いつまで使えるんだろう」と気になったことはありませんか?
ニュースでもよく耳にするようになりましたが、現在お手元にある健康保険証は、記載されている有効期限が来るとそこで役割を終えます。もし期限が書かれていない場合でも、令和7年(2025年)12月1日が最長の期限と決められています。
「えっ、じゃあその日を過ぎたら病院に行けなくなるの?」
そんな不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、どうかご安心ください。制度が変わっても、誰もが医療を受けられる仕組みはちゃんと用意されています。今後は、大きく分けて次の2つのどちらかで受診することになります。
マイナ保険証(保険証として登録したマイナンバーカード)
資格確認書(カードをお持ちでない方などに交付される書類)
私たち社労士の立場から見ても、マイナ保険証への移行は単なる「デジタル化」以上の意味があると感じています。受付が早くなるだけじゃないんです。私たちがより安全な医療を受けるためのメリットが、実はいくつも隠されている。
今回は、ちょっと複雑に感じるこの制度の仕組みと、どうしてもカードを作りたくない・持てないという方のための「資格確認書」について、専門用語をなるべく使わずにお話しします。